AJAXを使ったウェブチャットシステムLingrを今更ながら試してみたのですが、このシステムが大変興味深いものだったのでご紹介致します。
昨年の9月に日経産業新聞にも一面で取り上げられていたそうなので既にご存知の方も多いと思います。
「ウェブはリアルタイムへと向かう」ブラウザ上で動くチャットLingr
主な特徴は以下のとおり
* お手軽さ。Lingrでは何もインストールしなくてもブラウザ(Firefox、Safari、IEをサポートしています)だけでサクサクと軽快な操作感でチャットができます。この感覚は実際にさわってみないとわからない!
* ホット・タグ。各チャットルームにはタグ(キーワード)をつけることができ、これが常時リアルタイムに集計されているので、「今、どういう話題がアツいか」をタグ・クラウドを通じて知ることができます。たとえば今だったら「皇室」とか「Paris Hilton」がデカい字で表示されている、というような感じ。
* 匿名アクセス。チャットを見物したり参加するだけなら、ユーザ登録の必要すらありません。チャットルームのURLにジャンプし、ニックネームを入力するだけで即座にチャットが開始できます。
* プライベート・ルーム。ユーザ登録すると、自分のチャットルームをいくらでも作れるようになりますが、友人や家族や職場の同僚といったメンバーに参加者を限定するために、オープンな場所から見えないプライベートなルームを作ることも可能です。さらに、ルームをパスワードで保護することも可能です。
* 画像と動画の貼り付け。チャットルームの中で「http://」で始まり「.jpg」などで終わるURLを貼り付けると、画像がその場で表示されます。また、同様にしてYouTubeのURLも自動展開されます。
* チャット・ログの保存。チャットした内容は、そのルーム自体が削除されない限り、すべて保存されます(このログのことを「アーカイブ(archive)」といいます)。いつでも過去にチャットした内容を確認することができます。
* パーマリンク。ブログなどと同様に、チャットルームや各種アーカイブにはそれぞれ固有のURLが割り当てられます。このパーマリンクによって、興味のある部分にダイレクトにリンクしたりブックマークすることができます。
* 無料です。
今までWEBのチャットサービスだと、過去のやり取りが消えてしまったりするのですが、このサービスはパーマリンクを取得しアーカイブをすることでいつでも過去のやり取りを見ることが出来ます。
インターネットに繋がっていればいつでも使えるため、例えば今までWEBでの対談などに使われるメッセンジャーを使ったテキストインタビューの代わりとして使ってみるのも面白いのではないでしょうか?
他にもパスワード機能もあるので、複数人によるブレインストーミングの道具として使うのも手です。不参加者も後から見れるので、議事録要らずになります。
このように使い方次第ではいろいろな可能性を秘めている道具だと思います。
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