日本が生んだ天才レフティ中村俊輔のフリーキックが歴史を変えた

日本が生んだ、努力の天才家中村俊輔のフリーキック。日本代表でも既におなじみの伝家の宝刀フリーキック。

鋭く落ちるボールや、美しく大きな弧を描くボールなど、様々なボールを蹴り分ける技術は、サッカー経験者であれば誰しもが目を奪われる。

現在はスコットランドのセルティックで活躍中である彼が、ヨーロッパNo1のクラブチームを決めるャンピオンズリーグ(CL)で、世界を驚かせた。

相手は、現在イングランドのタレント集団マンチェスターユナイテッド。

イングランド代表のFWルーニー、ポルトガルの貴公子クリスティアーノ・ロナウド、オランダ代表GKファン・デル・サールなど、超一流のプレイヤーが顔を揃えるチームである。

そのチームを相手に、中村俊輔の魔法のフリーキックが炸裂した。

Celtic v. Man United

強烈な右回転がかかったボールが、跳んだ壁の間を鋭く抜けてゆく。えぐるような軌道を、オランダ代表GKファンデルサールは、ただぼう然と見送るしかなかった。ネットが揺れるのを確認するまでもなく、中村は両手を広げ歓喜した。右人さし指を天に突き上げた後、右拳を胸の前で何度も握り締めた。 「蹴る前から入る予感がした」。自信たっぷりに話すほどの、計算ずくの芸術弾だった。上げてから落とすイメージは、ボールとグラウンドがぬれていたことを察知すると、即座に修正した。「こすり過ぎると、カーブがかからないから当てにいった」。経験の蓄積から計算し尽くされたボールは高さ、速さ、カーブの曲がりとも絶妙な軌道を描いた。世界屈指の名GKも「とてもいいFK、としか言いようがない」と不愉快そうに話すしかなかった。日刊スポーツ

そして、ホームで迎えたマンチェスターユナイテッド戦。
奇跡の左足は再び輝いた。

Celtic v. Man United at 2006-11-22

「ナカムラ」が世界のスーパースターの仲間入りを果たした-。セルティックMF中村俊輔(28)が約28メートルの芸術的なFKを直接ゴールに決めて、強豪マンチェスターUを1-0で撃破。日本人初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出を決めた。チームも初の1次リーグ突破で、欧州のサッカー界は「ナカムラ・マジック」「ベッカムのよう」と絶賛。中村が一夜にして本場のヒーローになった。日刊スポーツ

スコットランドのセルティックがチャンピオンリーグ決勝トーナメントに進出決定。

歓喜に沸くセルティックスタンド。

これからの活躍にますます期待。

彼の輝かしい功績はこちらに詳しく書かれています。
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